岡崎慎司レスター評価激変!鈍足克服ストーリー

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「足が遅い」

「背が低い」

「テクニックがない」

「ネガティブ思考」

 

こんなサッカー選手はいるのだろうか?

あなたは香川真司選手のファンから

「お友だちの方ですか?」

と声をかけられた日本代表選手をご存知ですか?

そう彼の名前は 岡崎慎司

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出典:netatoku.com

しかし彼は欧州1部リーグでの2シーズン連続2桁得点という、日本人最多得点記録を塗り替えるプレイヤーなのだ

高校生の時監督から

「今のお前はただの石っころだ。でも、磨けばダイヤになる可能性がある」

と言われた選手は、サッカーの名門校である滝川第二高校に入学

1年生の頃からレギュラーの座を獲得し、全国大会でベスト4に進出。

 

高校卒業後「レベルの高いところでプレーしたい」と清水エスパルスでJリーグデビュー

しかし、与えられたポジションは、FWの8番手控え。

 

このままでは、永遠にデビューできないと岡崎が行ったのは、自分の足の遅さを徹底的に認めることであったという。

「足が遅いと認める行為は、自分はダメな選手だ、と受け入れること。そこからすべてはスタートした。ダメな自分だからこそ、サッカー選手として成長するために、考え抜いてきた」

出典:鈍足バンザイ!

「走り」を変えた専属スポーツトレーナーの存在

岡崎の活躍の裏には、綿密に計画されたトレーニングで

「走り方」を改善していた事実がある。

 

「岡崎はもともと運動能力が高くありません。加えて相手のボールを奪って攻撃に転じようと考える選手ですので、接触プレイは避けられない。だから速さだけでなく転ばないバランスのとれた走り方を目指してトレーニングしてきました」

出典:Sportiva

とは彼の専属トレーナーの杉本龍勇(すぎもと・たつお)氏の言葉。

清水エスパルス時代の2006年の冬。杉本氏はチーム全員に対し、

「もっと速く走りたいと思う選手、もっと自分のイメージ通りに動きたいと思う選手は自分に声をかけて欲しい。そのためのプログラムを一緒に考え、オフの間から取り組んでいこう」

と伝えたことから二人の共同作業は始まる

「彼は足をベタッと着き、しかも重心移動の遅い走りをしていました。足の遅い人はカカトから足をついて、つま先まで抜けるのにすごく時間がかかるのが特徴です。岡崎はまさにその典型でした」

出典:Sportiva

当時の岡崎の特徴は

「がに股」
「猿肩」(体を直立させると肩だけ前に出る)

 

これにより重心が不安定になり、体のバランスが取れず筋肉の動きが走りのエネルギーに直結できていない

二人はその「力」をスムーズに伝えるために、立ち姿勢、歩き方、走り方へと段階的に矯正していったという。

杉本氏いわく、いい姿勢とは

「身体測定で身長を測る時」

のことだという

「みぞおち部分から恥骨にかけて背骨が上方向に伸び、関節の自由度が高まる。それを腹筋、背筋で前後に支えれば体をねじる動きがスムーズになり、力が発揮しやすくなります。同時に上から押さえられていた股関節が解放され、可動域も広がるのです」

出典:Sportiva

2007年シーズンの後半にはその変化が見え始め、岡崎本人も当時のインタヴューでそのことについて触れている

「今まではディフェンスの裏を取っても追いつかれることが多かったが、そのままゴール前まで抜け出せるようになった」

出典:Sportiva

その結果、一瞬でDFラインの裏に抜け出す出足の早さを身に付け

2008年には目標としていた年間10得点を達成。

さらに、日本代表にも選出された。

 

長谷川健太監督もいうように、ゴールを決める嗅覚にはセンスを持っていた岡崎

日本代表まではすぐだったのである

トレーナー 杉本龍勇(すぎもと・たつお)とは?

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出典:Meister soccer school

バルセロナ五輪(1992年)の陸上100mに出場

数々のスポーツ選手の走りを指導

 

筋力に頼るだけでなく、体のメカニズムに逆らわない走り方に目を向け

突き詰めていけば「走る」動作のある

どんな競技にも応用が効く「体の動き」を指導している

 

2013年からは大分トリニータのコンディショニングコーチに就任

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トッププレイヤーに共通する「走り」

サッカーの場合でいう「スピード」とは

走りだしの瞬発力すなわち「初速」といえる。

 

FWはその初速の「鋭さ」があれば、相手DFを出し抜く事ができる

勝負の瞬間は3歩、つまり5mの距離にすべてが集約される。

 

そこでトップスピードに乗る動きが自然にできれば

力むことなくシュート体勢にまで移れる。

 

「走り出しの動き」が全てとも言えるのである

 

今後注目してほしい、岡崎のプレーは以下の2つになる

「動き出し」(特に最初の一歩目が大きく前に振りだされているか) 「地面についている支持足が曲がることなく、真っすぐ地面を押し込めているか」

100mの世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)

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出典:anincline.com

FCバルセロナのリオネル・メッシにも共通しているといわれ

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出典:fc-crocodile.net

岡崎の調子を見るコンディションのバロメータともいえる。

元日本代表のエース、中村俊輔もいうようにもともと頭のいい選手である岡崎。

 

高い位置からの守備もでき、90分間走りきれるスタミナも併せ持つ。

その上に、相手の裏をつく飛び出しや

ストライカーとしての嗅覚をもっと十分に発揮することで

彼の活躍はまた一段と一流に近づくことだろう。

使用スパイクは「バサラ 101」

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エスパルスからレスターまで

清水エスパルスから独ブンデスリーガ・シュトゥットガルトに移籍

サッカー選手なら誰もが憧れるヨーロッパでの選手生活だが

このチームで過ごした2年半は彼にとって葛藤の連続だったという。

その後ワールドカップではイタリア、メキシコという強豪国からゴールを奪うほどの活躍。

さらには、トゥヘル監督の目に留まり、マインツへの移籍をももぎ取ったのだ。

 

そしてマインツ時代も主軸選手として活躍。

ワールドカップブラジル大会の時、日本代表がパラグアイ戦に敗れた夜、盟友である本田圭佑と語り合ったという。

そして見えてきたのは、超守備的に戦った南ア大会の「悔しさ」であった。

「あのとき、守備的なサッカーをすることになったのは仕方がない面もあった。でも、あのようなサッカーでは限界があるなと大会を通して感じていた。僕たちなら、もっと攻撃的なサッカーで世界を驚かせることができるはず、とも。その悔しさが、大会以降の僕たちの心のよりどころというか、原動力となっていると思う」

出典:鈍足バンザイ!

そして、2015年6月26日にイングランドの古豪レスター・シティFCに移籍(4年契約)

プレミアリーグでも前代未聞の、前年まで最下位を争うようなチームが30節を終えて1位独走という快挙のさなかにいる。

 

これはレスターファンのみならず、日本のサッカーファンからみても

非常に歴史的な快挙を目の前にしているとも言える。

 

そんな、彼と同時代に生きている喜びを噛み締めつつ

ここに筆をおきたいと思う。

お読みいただいてありがとうございます。

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